干潟や藻場を再生しよう!

里海推進室から、豊かな海を再生するための干潟や藻場の再生活動に関する情報をお伝えします。

アマモの種まき作業を行いました
2017/12/05 里海推進室

 平成29年12月3日(日)に、磯部地区漁業振興連絡協議会(北村亨代表)が主催して、的矢湾にアマモの種をまく作業が行われ、漁業関係者8人、市民ボランティア24人のほか志摩市の関係課職員も参加し、鳥羽磯部漁協坂崎連絡所近くの船着き場で準備作業を行い、その後的矢大橋に近い場所で種まきを行いました。

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 この日にまいたアマモの種は、今年6月頃から的矢湾内で集めてきたものです。種をそのまま海にまく方法もあるのですが、的矢湾の奥部は海底の泥が柔らかく、アマモの根が活着しにくいため、マット方式と泥団子方式で種まきを行うことにしました。

 マット方式は、ヤシ繊維のマット(幅2m、長さ10m)2枚の間にアマモの種と泥を挟み込み、海底に敷き詰めるやり方です。

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 泥とアマモの種を上下2枚のヤシ繊維マットで挟みこみ、くるくる巻いて船に載せます。この後、ダイバーが潜水して、海底にこのマットを敷く作業を行いました。

 また、泥団子方式は、30センチ四方のガーゼにアマモの種と泥、錘となる小石を包み込んで海にまくやり方です。

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 この日は300個の団子を作って、的矢大橋下にある牡蠣料理の「丸定旅館」さんの桟橋から、波打ち際より海側に投げ入れました。子供たちは、大きな声で「大きくなーれ」と言いながらアマモの種の入った泥団子を海中に投げ入れていました。海中に沈んでいる白い点々がアマモの種の入った団子です。ガーゼは、投入後1ケ月から2ケ月くらいで分解し、半月から1ケ月後には発芽するとの事です。

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 的矢湾の最奥部となる伊雑ノ浦では、アマモ場が消失して海が濁るようになり、アオサノリ養殖が出来なくなっています。今回は、伊雑の浦の入り口となる的矢大橋付近で種まきを行いましたが、今後は、磯部地区漁業振興連絡協議会のみなさんとアマモの生育状況をモニタリングしていきますので、またこのコラムで報告させていただきます。

 今後こうした活動の輪が広がって、アマモ場が少しずつでも増え、豊かな海が再生されるよう願っています。今後アマモ場再生に関する活動に参加したいという方は、ぜひ里海推進室までご連絡下さい。今後干潟や藻場の再生などに関する情報を電子メールなどでお知らせします!

 今回参加していただいた皆さん、お疲れ様でした。