アオサ(あおさのり)とは?栄養素や食べ方を解説|味噌汁やパスタのレシピも



アオサは、アオサ目アオサ科アオサ属に属する緑藻の総称ですが、一般的に「あおさのり」と呼ばれるものはアオノリ属を除くアオサ属です。現在、食用としては代用種であるヒビミドロ目ヒトエグサ科ヒトエグサ属に属するヒトエグサが多く用いられています。

アオサは基本的にに潮の満ち引きの強い浅海の岩礁などに付着して繁殖しますが、潮の干潮の強い志摩地方のリアス式海岸地域では盛んに養殖が行われています。

■富栄養化によるアオサのグリーンタイド



近年、海水の富栄養化などが原因となってアオサが大量繁殖し、固まりとなって海岸に打ち上げられる事象が多発していますが、この状態になったアオサは緑潮(グリーンタイド)と呼ばれ、食用にならないばかりが、漁網に絡まるなど漁業にも深刻な悪影響を与えており、早急な対策が望まれます。

■アオサに含まれる栄養素

 

アオサはふりかけ海苔としてご飯にかけるほか、アオサの味噌汁、アオサパスタなどに利用されます。

5訂増補日本食品標準成分表によると、アオサにはカットわかめや干しひじきに比べてビタミン Aが多く含まれていることがわかります。

さらに、アオサにはカロチノイドの1種である「ルテイン」や遊離アミノ酸の一種である「Dシステノール酸」などが豊富に含有されており、近年の天然健康食品ブームとあいまって、その価格は上昇傾向にあります。

また、スポーツ・トレーニング・フィトネス分野などでもアオサに含まれる有効成分は着目されています。

▼参照記事

https://jawa-armwrestling.org/?p=11948#i-8

https://jawa-armwrestling.org/?p=10092#i-3

■アオサの紹介動画



こちらの動画は、アオサについて科学的に、かつ分かりやすく解説された動画です。是非ご参照ください。

■志摩におけるアオサ養殖

今でこそアオサ養殖の盛んな志摩ですが、同地におけるアオサの養殖は、昭和20年代半ばに当時アオサ養殖の先進地であった伊勢湾の香良洲から指導者を招いて、的矢湾の最奥部で始まりました。

アオサの養殖は、波の静かな内湾域に支柱となる杭を打ち、養殖網を張って行われています。秋がそのシーズンです。

そして、冬になるとリアス式海岸の特徴である入り組んだ海岸線にそってアオサを養殖する網がびっしりと張込まれ、海岸線は緑色の絨毯を敷き詰めたようになります。

また、アオサのつみ取り作業は1月から4月にかけて行われます。つみ取り作業は養殖網を船にのせて作業小屋まで運び、つみ取り機を使って行われます。

■アオサとアマモの関係

アマモ養殖の成功にはアマモ場の再生が大きく関わっています。つまり、泥の堆積による海水の濁りを抑制し、志摩地方の基幹産業であるアオサ養殖の不作を解消するため、年々消失しつつあるアマモ場を再生し、これによりアオサ養殖漁場としての再生を図るのです。

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■アオサの食利用



アオサは古くから日本人にとって有益な食品でもありました。もっとも一般的なのが、写真のような「アオサの味噌汁」ですが、このほかにも、パスタ、卵焼き、天ぷらなどに食材として利用されます。また、海苔の佃煮やふりかけにも加工されます。

■あおさパスタのレシピ例


こちらは、冷パスタに刺身とアボカドのサイコロ切りをちりばめ、たっぷりのアオサをトッピングした「あおさの冷パスタ」です。


あおさの持つ風味を楽しむためには、味付けは塩だけにするのがおすすめです。是非、お試しください。

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