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バーベルデッドリフトの筋肥大向き・バルクアップ向きの負荷重量設定とセットの組み方

筋肥大のために最適な、デッドリフト系種目の筋トレメニューを具体的に例示します。本記事内容は、解説種目と関連種目のみで最効率にバルクアップをすることを前提にしたプログラムです。

筋肥大で鍛える筋繊維

速筋タイプⅡbをターゲットにする

筋トレをして筋肥大を狙う場合、速筋のなかでもタイプⅡbと呼ばれる、収縮速度が速く(Fast)グリコーゲン(Glycogen)をエネルギー源とするFG筋繊維を鍛える必要があります。

具体的には10回前後の反復回数で限界がくる負荷設定で行います。自重トレーニングでは動作速度をゆっくりし、他のウエイトトレーニングでは重量で調整します。

デッドリフトが効果のある筋肉部位

デッドリフト系種目は、広背筋・僧帽筋といった上背部表層筋を中心に、二次的に脊柱起立筋にも効果があります。

▼詳しい筋肉の名称・構造・作用

筋肉の名前(読み方)と作用|部位詳細・英語名称・ラテン名・起始停止なども解説

デッドリフト系種目の具体的な筋肥大筋トレメニュー

アップ・本セットでヨーロピアンデッドリフト(3セット)

数本のアップを行ったのち、6回の反復で限界がくる負荷回数設定で3セット行います。

デッドリフトには、下半身の筋力も多く使うスモウデッドリフト(足を大きく開き足と足の間をグリップする方法)と、より背筋に比重のかかるヨーロピアンデッドリフト(図のように足の外側をグリップ)の二種類がありますが、背筋群の筋肥大のためのトレーニングとして考えた場合、ヨーロピアンデッドリフトのほうが有効です。

なお、デッドリフトは効果が高い反面、間違ったフォームで行うと怪我のリスクもありますので、基本となるポイントはしっかりおさえてトレーニングをしてください。そのポイントは以下の通りです。

・胸を張り上を見る

・背中を反らせる

・お尻をつき出す

・膝をつま先より前にださない

・太ももにバーを沿わせて挙げる

また、バランスをとるためにオルタネイトグリップ(片手を順手・片手を逆手でグリップ)で行うことをおすすめします。

追い込みにベントオーバーロー(2~3セット)

デッドリフトの後の広背筋の追い込みとしてベントオーバーロー(ニーベントロー)を数セット行います。8回の反復で限界がくる負荷回数設定が適切です。

ベントオーバーローも、デッドリフトと同様に胸を張りやや上を見て、お尻をつき出し背中を反らせ、バーを太ももに沿わせるように引き上げてください。

なお、ノーマルグリップでバランスがとりにくい場合は、リバースグリップで行ってください。

仕上げにショルダーシュラッグ(1~2セット)

仕上げにアイソレーション種目(単関節運動)のショルダーシュラッグで僧帽筋に効かせていきます。10回の反復で限界がくる負荷回数設定が適切です。

上半身を後傾させると、負荷が長背筋群(特に脊柱起立筋)に逃げてしまうので注意をしてください。

バルクアップのために組み合わせたい種目

ラットプルダウン

デッドリフト系種目は、僧帽筋と広背筋中央部には高い効果がありますが、広背筋側部にはあまり負荷がかけられません。

そこで、ケーブルラットプルダウンで広背筋側部に効かせると、背筋群全てをまんべんなく鍛えることができます。

バルクアップ筋トレメニュー

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バルクアップトレーニングのメニューの組み方

筋力トレーニングと食事の基礎知識

筋力トレーニングを実施したら、そこで満足して終わるのではなく、トレーニング効果を最大限高める食事・栄養摂取をする必要があります。

筋力トレーニングと食事


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当コーナーでは、ジムトレーナーを職業とするメンバーと生物学の専門知識を持つ博物館学芸員のメンバーが共同で執筆・制作した筋肉の構造・作用および筋力トレーニング各種目の解説記事を公開しています。マリンスポーツの補助としてだけでなく、あらゆる目的での筋力トレーニングに対応した内容です。


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