ヒョウタンゴミムシの生態について解説するとともに、20年以上、生物学学芸員として博物館施設に勤務し、昆虫が専門分野の一つである筆者が、その飼育方法についてご紹介していきます。
ヒョウタンゴミムシとはどんな生き物?
ヒョウタンゴミムシ(瓢箪塵虫)Scarites aterrimus Morawitz, 1863は、コウチュウ目(鞘翅目)・オサムシ科・ヒョウタンゴミムシ亜科に分類される昆虫の一種。海浜性で、時に河原でも見られる。日中は砂地に掘った巣穴や打ち上げ物の下などに潜み、日没後に地表に出てハマベハサミムシなどの昆虫やオカダンゴムシなどの小型甲殻類の死骸を食べる。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒョウタンゴミムシ
ヒョウタンゴミムシの成虫の飼い方
ヒョウタンゴミムシは外見がクワガタムシに似ていますが、肉食性のオサムシの仲間で、昆虫の死骸や弱った小昆虫を食べています。飼育下では、ダンゴムシなどを採集してきて与えるか、クリル(乾燥オキアミ)・カツオブシ・ドッグフードなどを与えるとよく食べます。
また、補助的に昆虫ゼリーも入れるとよいでしょう。
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INSECTの繁殖と幼虫飼育
本種の幼虫も成虫と同じ食性なので、同様の餌で育てることが可能です。また、本種は蛹の時期があるため、程よく湿った砂のケースを用意し、蛹化をさせるようにします。昆虫の飼い方図鑑の一覧はこちら
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