ベッコウトンボの生態(分布・大きさ・生息環境など)について、生物学の博物館学芸員である筆者がフリー画像写真をまじえながら解説します。
ベッコウトンボとはどんな生き物?
ベッコウトンボ(鼈甲蜻蛉)、学名 Libellula angelina は、トンボ科に分類されるトンボの一種。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ベッコウトンボ
ベッコウトンボの分布
ベッコウトンボは東アジアの温帯域に分布しており、国内では静岡県・兵庫県・山口県および九州の一部で見ることができます。ベッコウトンボの大きさ
ベッコウトンボは体長37~45mmになります。ベッコウトンボの生息環境
ベッコウトンボは平地の植生の豊かな池沼周辺に生息しています。かつては本州から吸収にかけて広く分布していましたが、生息環境の減少にともない分布域は非常に狭くなっています。トンボ種類図鑑
トンボは大きくは2つの仲間に分けられます。それは、均翅亜目(イトトンボ亜目)Zygopteraと不均翅亜目(トンボ亜目)Anisopteraで、前者は前翅と後翅が相似形であるのに対し、後者は前翅と後翅が異なります。このほか、トンボの基本的な情報と代表的な種類の紹介については下記のトンボ種類図鑑をご参照ください。
【トンボ種類一覧フリー画像図鑑】翅の形状による分類の基本と生活史などについても解説