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【アオマツムシの飼い方図鑑】生態的特長と飼育繁殖方法について博物館学芸員が解説



アオマツムシについて写真集形式で解説するとともに、20年以上、生物学学芸員として博物館施設に勤務し、昆虫が専門分野の一つである筆者が、その飼育方法についてご紹介していきます。

アオマツムシとはどんな生き物?

アオマツムシ(青松虫、学名:Truljalia hibinonis)はバッタ目(直翅目)コオロギ科の昆虫。明治期に中国大陸から日本に入り帰化した外来種という説が一般的だが、原産地ははっきりせず、日本での初記録年月日も1898年という説と1908年ごろという説があり、データの付いたタイプ標本が残っていないため判然としていない。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/アオマツムシ

アオマツムシの成虫の飼い方


アオマツムシの成虫は植物食傾向の強い雑食性なので、ナスやキュウリなどの野菜と煮干などを与えると容易に飼育できます。また、昆虫ゼリーを置いておくと水分補給時にカロリーも摂取できるので長く生きます。タンパク質系の餌が不足すると共食いを始めるので、煮干などを切らさないようにしてください。煮干のかわりにドッグフードを与えてもよく食べます。

アオマツムシの繁殖と幼虫飼育

アオマツムシの繁殖は比較的容易で、飼育ケースに昆虫マットを敷いておけば産卵します。卵に孵化には数ヶ月の低温刺激が必要ですので、冬の間は乾燥させないようにラップをして、戸外の北側でしっかりと冷やすようにします。夏前には幼虫が孵化しますので、共食いをしないように餌を切らさない容器をつけて育てます。

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