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【キツネ生態フリー画像図鑑】分布・餌・繁殖などを生物学博物館学芸員が解説



世界のキツネの種類と生態(分布・餌・寿命・繁殖など)について、生物学の博物館学芸員である筆者がフリー画像写真をまじえながら解説します。

キツネとはどんな生き物?

キツネ属(キツネぞく、Vulpes)は、食肉目イヌ科に含まれる属。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/キツネ

キツネの分布


キツネはアフリカ大陸・北アメリカ大陸・ユーラシア大陸とその周辺諸島に分布しており、日本国内にもアカキツネの亜種であるホンドキツネとキタキツネが生息しています。

なお、世界に分布するキツネには以下の種があります。

ベンガルギツネ|Vulpes bengalensis・ Bengal fox
ブランフォードギツネ|Vulpes cana・Blanford's fox
ケープギツネ|Vulpes chama・Cape fox
コサックギツネ|Vulpes corsac・Corsac fox
チベットスナギツネ|Vulpes ferrilata・Tibetan sand fox
ホッキョクギツネ|Vulpes lagopus・Arctic fox
キットギツネ|Vulpes macrotis・Kit fox
オグロスナギツネ |Vulpes pallida・Pale fox
オジロスナギツネ Vulpes rueppelli・Rüeppel's fox
スイフトギツネ Vulpes velox・Swift fox
アカギツネ Vulpes vulpes・Red fox
フェネックギツネ Vulpes zerda・Fennec fox

最も北に住むキツネ


最も北に住むキツネは極地を分布域とする北極キツネで、-70℃の環境に耐えることも可能です。主にホッキョクグマの食べ残しや自身で狩猟した小動物・魚類などを食べています。

最も小さなキツネ



最も小さなキツネはアフリカ大陸の熱帯サバンナに分布しているフェネックギツネで、体長30~40cm・体重1~2kgとキツネ属だけでなくイヌ科でも最小です。

最も分布域の広いキツネ



もっとも分布域の広いキツネは、日本にも分布しているアカキツネで、ユーラシア大陸と北アメリカ大陸のほぼ全域に生息しています。

キツネの大きさ



もっとも一般的な種であるアカキツネは、体長45~86cm・尾長30~55cm・体重2.5~6.5kgと中型犬程度の大きさですが、特に尾が長く大きいのが特徴です。

キツネの餌


キツネの餌対象となる生物は多岐にわたり、齧歯類・ウサギ・昆虫類・ミミズ・卵・鳥類・その他小動物などのほか、果実を食べることもあります。

キツネの繁殖


キツネの繁殖期は分布域と種によって差異があるもののおおむね冬で、餌が豊富になる春に離乳をするようになっています。

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