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【ゾウの種類図鑑】現生3種の特徴・生態と絶滅種・化石種を生物学の博物館学芸員が解説

現生のゾウ3種類と絶滅した化石種の特徴と生態を生物学の博物館学芸員が解説します。

ゾウとはどんな動物?

ゾウ(象)は、哺乳綱ゾウ目(長鼻目)ゾウ科の総称である。アジアゾウとアフリカゾウ、それとおそらくはマルミミゾウの、2属3種が現生し、これらは現生最大の陸生哺乳類である。他に絶滅したマンモスやナウマンゾウなどを含む。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ゾウ

アフリカゾウ


学名:Loxodonta africana
英名:African elephant

アフリカゾウは現生で世界最大の哺乳動物で、最大体長6.5m・体重10tにもなります。牙(門歯)の長さも現生ゾウのなかで最長でオスでは最大350cm、メスでも立派な牙があります。

アジアゾウに比べると耳が大きく、これは放熱の役目があると考えられています。


アフリカゾウはアフリカ大陸の西部~中部~南部のサバンナを中心に点在して分布しています。かつてはもっと広い分布域がありましたが、象牙目的の乱獲により、その分布域は大幅に縮小してしまいました。

マルミミゾウ

学名:Loxodonta cyclotis
英名:Forest elephant

マルミミゾウはアフリカゾウの亜種ですが、近年の研究では別種として扱われることが多くなってきました。

※本記事では別種として扱っています。


マルミミゾウは、アフリカゾウの中でも森林地帯に特化した一群で、アフリカ大陸中西部の森林地帯に分布しています。

アフリカゾウに比べると、耳の外縁が丸みを帯びている、最大体長6m・最大体重6tとやや小型である、という特徴があります。

アジアゾウ

学名:Elephas maximus
英名:Asian elephant

アジアゾウは最大体長6.5m・最大体重6.7tと世界で二番目、ユーラシア大陸では最大の陸上哺乳類です。

アフリカゾウに比べるとオスの牙は2m以下と短く、メスでは外部からは視認できない程度の短さです。


アジアゾウはかつてはアラビア半島から東アジアにかけて広く分布していましたが、現在ではインド亜大陸。東南アジアに展示して生息するのみとなっています。

ゾウの系統樹


こちらは、ゾウ目の系統樹です。有名なマンモスはアジアゾウの近縁であることがわかります。

ここからは、絶滅したゾウの仲間を再現イラストを交えてご紹介していきます。

マンモス


マンモス属 (Mammuthus) の仲間は約400万年前から1万年前に全種が絶滅しました。氷河期に大きく繁栄した一群でしたが、氷河期が終わり高緯度地域の草原が森林に変遷したため絶滅したと考えられています。

イラストのケナガマンモスをはじめ、以下の種がいました。

アフリカマンモス|M. africanavus

アルメニアマンモス|M. armeniacus

コロンビアマンモス|M. columbi

コビトマンモス|M. exilis

ジェファーソンマンモス|M. jeffersonii

ケナガマンモス|M. primigenius

ムカシマンモス|M. protomammonteus

ショウカコウマンモス|M. sungari

ステップマンモス|M. trogontherii

M. hayi

M. lamarmorae

M. meridionalis

M. subplanifrons

ステゴドン


ステゴドンは鮮新世(500万年前)から更新世(1万年前)にかけてアジア地域に生息していたゾウ目の1科で、日本にもアケボノゾウやミエゾウが分布していました。

マストドン


マストドンは中新世から更新世にかけてユーラシア大陸・アフリカ大陸・南北アメリカ大陸とほぼ世界中に広く分布し、大繁栄していた最初期のゾウの1科です。


森林地帯に生息していましたが、氷河期到来による植生の変化により絶滅したと考えられています。

古マストドン


古マストドンは約3500万年前にアフリカ大陸に生息した原始的なゾウで、この頃から徐々にゾウ目の特徴が際立ってきました。

モエリテリウム


モエリテリウムは始新世に生息していた初期のゾウ目(長鼻目)で、同目の特徴である鼻はまだそれほど長くありませんでした。


大きさも大型のイノシシ程度の大きさでした。

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