
オランウータンは、森の賢者とも呼ばれチンパンジー・ゴリラと並んで人間にもっとも近い生き物です。その生態と特徴を写真集形式で解説していきます。
■オランウータンってどんな動物?
●東南アジアに生息するヒト科の生き物

オランウータンは、東南アジアのスマトラ島とボルネオ島にのみ生息する類人猿で、ヒト科オランウータン属に属しています。

(食事中のメスオランウータン)
体重はオスが60~90kg、メスが50kg前後と人間とほぼ同程度の体格をしています。

(食事中のオスオランウータン)
大きな違いは、陸上生活をするようになった人間に対し、オランウータンは樹上生活に特化して進化していきました。このため、脚に比べ腕が二倍の長さがあり、木から木へ飛び移って移動をしています。

オスとメスの外見上の違いは大きさだけでなく、大人のオスは写真のように頬が大きく左右にせり出すように発達していることでも区別ができます。

食性は雑食性ですが、植物食の傾向が強く、熱帯雨林の果実類を中心に食べて暮らしています。

また、野生下では単独生活または親子で暮らしており、人間のように群を作ることはありません。
スポンサーリンク
スポンサーリンク