【ミナミトビハゼの飼い方】餌・呼吸法・混泳・繁殖など飼育に関して解説



ミナミトビハゼの家庭水槽での初心者向き飼い方を博物館学芸員の筆者が、長年の経験をもとに解説します。

■ミナミトビハゼの特徴と飼い方

●加温と陸場が必要

適正水質:中性~弱アルカリ性
適正水温:20~28℃
餌の種類:テトラミンなどフレーク状配合餌料
繁殖:困難
混泳:可能

ミナミトビハゼは沖縄周辺に生息する汽水域のハゼ科魚類で、陸場で生活する珍しい生態から鑑賞魚としても人気が高く、夏場には専門店などで流通しています。

本種は水中でのエラ呼吸のほか、陸場での皮膚呼吸も行いますので、かならず水槽内に陸場を作ってください。

また、冬の寒さに弱いため、ヒーターを設置して加温することが必須です。

性質はおとなしく、他種との混泳も可能ですが、あまりに小さな魚は食べてしまいますので注意が必要です。

本種は水際の土中に深さ30cmほどのU字型の巣を作って産卵しますが、家庭の水槽での繁殖は困難です。

※遺伝子のかく乱を避けるため、入手した日本産淡水魚は野外へは放流せずに必ず最後まで飼いきるようにしてください。

※日本産淡水魚は種類・地域により保護されている場合がありますので、野外採集はせずブリード個体を入手してください。

■初心者向き家庭用水槽セット

●エアーフィルターor上部フィルターor外部フィルターの三択

家庭用の水槽セットには、大きくエアーフィルター・上部フィルター・外部フィルターの三種類のシステムがあり、それぞれの特徴は以下の通りです。

・エアーフィルター



もっともシンプルな水槽セット・システムでトラブルが少なく扱いやすい反面、ろ過能力は低めで週一回頻度の水換えとフィルター掃除が必要です。水草には不向きです。

・上部フィルター



もっとも一般的な家庭用水槽セット・システムでメンテナンスが簡単で、フィルター掃除や水換えも月に一回頻度でかまいません。水草には不向きです。

・外部フィルター

powerfilter.jpg

もっとも高性能な家庭用水槽セット・システムで水換えは月に一回、フィルター掃除は年数回でかまいません。水草を楽しむなら必須のシステムです。

これら三種類のろ過システムから、飼育したい魚の数や水草の有無で適正なタイプを決めてください。

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