タテハモドキの生態について解説するとともに、20年以上、生物学学芸員として博物館施設に勤務し、昆虫が専門分野の一つである筆者が、その飼育方法についてご紹介していきます。
タテハモドキとはどんな生き物?
タテハモドキ(Junonia almana)は、タテハチョウ科に属するチョウの一種。分布の北限にあたる日本では近年、分布域が北上していることが知られている。1950年代には鹿児島県に定着し、その後1990年代には熊本県、佐賀県にまで分布域を広げた。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/タテハモドキ
タテハモドキの成虫の飼い方
タテハモドキの成虫は走光性があるため屋内での飼育は困難です。このため、屋外にネットで囲った飼育スペースを作る必要があります。餌は昆虫ゼリーやスポーツ飲料で代用できます。昆虫飼育ネットの設置例
画像引用:amazon.co.jp
この写真のように、昆虫(特に蝶類)を飼育するための専用ネットケースなども市販されています。
タテハモドキの繁殖と幼虫飼育
タテハモドキの幼虫はイワダレソウ・オギノツメ・スズメノトウガラシを食草とするため、産卵もこれらの葉に行われます。このため、これらを鉢植えまたは切り枝を水差しにして飼育スペースに設置することで産卵・幼虫飼育も可能です。昆虫の飼い方図鑑の一覧はこちら
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