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【ウミガメ種類図鑑】世界の全種+絶滅種を博物館学芸員が解説 |伝統肉料理もご紹介

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のんびりとした雰囲気で人気の高いウミガメについて幅広くご紹介します。あわせて、小笠原の伝統料理であるウミガメの肉料理や世界に分布する全ての種類も解説します。

ウミガメの概要と種類

海に完全適応したカメのグループ

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ウミガメは完全に海洋生活に適応したカメのグループで、産卵時のメス以外は常に海中で生活しています。ウミガメ科のアオウミガメ、アカウミガメ、タイマイ、ヒメウミガメ、ヒラタウミガメおよびオサガメ科のオサガメのあわせて2科6種が世界の熱帯~温帯域にかけて分布しています。

絶滅種としては恐竜時代のプロトステガ科が知られており、史上最大のカメ・アーケロンもこの科に含まれます。

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By Frederic A. Lucas - "Animals of the past" http://www.copyrightexpired.com/earlyimage/bones/large_animalspast_archelon.jpg, パブリック・ドメイン, Link

なお、ウミガメの仲間は現在、全種類がワシントン条約によって規制されており、捕獲や取引は禁止されています。

※国内では小笠原に限り伝統漁として、年間捕獲数が決められた上で許可されています。

アオウミガメ

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学名:Chelonia mydas
英名:Green turtle

日本近海にも生息する種類で、草食性が強く、穏やかな性格をしています。筆者も飼育には関わった経験がありますが、一緒に泳ぐことができるなど、人懐っこい性格をしています。

アカウミガメ

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学名:Caretta caretta
英名:Loggerhead turtle

日本近海にも生息する種類で、肉食傾向が強く、やや気性が荒いのが特徴です。筆者も以前、飼育に関わったことがありますが、かなり攻撃的な性格でした。

タイマイ

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学名:Eretmochelys imbricata
英名:Hawksbill turtle

タイマイは熱帯~亜熱帯性のウミガメで、日本は分布の北限にあたります。べっこう細工の材料として知られていますが、現在は捕獲は全面的に禁止されています。海綿を主に食べて生活し、その肉には毒性があります。筆者もかつて飼育にたずさわりましたが、性格はアカウミガメとアオウミガメの中間的な印象でした。

ヒメウミガメ

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学名:Lepidochelys olivacea
英名:Olive ridley turtle

アオウミガメを小型にしたような種類で、熱帯域に分布しています。日本には、暖流に乗り稀に漂着しますが、国内に産卵場はありません。

ヒラタウミガメ

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学名:Natator depressus
英名:Flatback turtle

ヒラタウミガメはオーストラリア周辺にだけ分布するウミガメの一種で、その生息数を含め、まだ謎の多い種類です。イカ・ナマコ・クラゲを主食にするという説から、海草類を主食にしているという説まであり、今後の研究での解明が期待されています。

オサガメ

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学名:Dermochelys coriacea
英名:Leatherback turtle

熱帯~温帯にかけて分布する回遊性の強いウミガメで、全長2m体重1t近くにもなる、現存種では最大のウミガメです。日本でも稀に確認されています。


絶滅したウミガメたち(化石種)

サンタナケリス



サンタナケリスは、中生代白亜紀中期にあたる約1億1,000万年前に生息していた化石種です。

プロトステガ


プロトステガは白亜紀後期に生息していた化石種で、アーケロンについで史上二番目に大きな種類です。

アーケロン


アーケロンは白亜紀後期に生息していた、史上最大のウミガメです。



大きな順に、アーケロン・プロトステガ・現生種です。いかに古代のウミガメが巨大だったかお分かりいただけると思います。

デスマトケリス



デスマトケリスは、白亜紀中期にあたる約9,000万年前に生息していたウミガメの化石種です。

ウミガメの肉料理とは?

小笠原だけで食べることができる


写真:ローカルミートでスタミナごはん

現在、ウミガメを食べることができるのは、伝統漁として制限つきで捕獲が許可されている小笠原地域だけです。草食性で肉に臭みのないアオウミガメが主に食べられており、アカウミガメは臭みがあるため食べられることはありません。


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