干潟や藻場を再生しよう!

里海推進室から、豊かな海を再生するための干潟や藻場の再生活動に関する情報をお伝えします。

的矢湾でアマモの種を採りました
2017/08/07 里海推進室

 平成29年6月24日、今年11月に開催予定の全国アマモサミット2017in伊勢志摩の準備として、的矢湾でアマモの種採り作業を行いました。この作業は、アマモサミットの実行委員会が主催したもので、漁業者やアマモに興味のある市民の皆さん、水産高校、志摩高校の生徒の皆さんなど、50名以上の参加がありました。作業は、磯部町三ケ所と阿児町国府にわかれて実施し、里海推進室のスタッフは10名の市民の皆さんと阿児町国府の宮潟港内で作業を行いましたのでその様子をご紹介します。

 最初に三重県が作成したアマモ場再生ハンドブックを参考書としてアマモについて説明した後、伊雑の浦で長年アマモ場の再生に取り組んできた漁業者さんからこれまでの経緯をお話しいただきました。その後、船に交代で乗り込んで宮潟港内でアマモを刈り取り、「生殖株」と呼ばれる種のついたアマモと「栄養株」と呼ばれる種をつけないアマモを選別する作業などを行いました。

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 選別作業中、アマモに産み付けられた生き物の卵などを見つけると、「これ何の卵かな?」と参加者の皆さんは興味津々。作業に参加していただいた志摩マリンランドのスタッフに熱心に質問していました。イカの卵も見つかり、アマモ場がさまざまな生き物の繁殖の場になっていることが確認できました。

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 選別した種をつけたアマモは、網袋に入れて海中に吊るし、種の成熟とアマモの葉が腐るのを待ちます。今後、8月頃に網袋の中から種を取り出す作業なども行う予定ですので、日程が決まったら皆さんにもお知らせします。次回の作業もみなさんの参加をお待ちしています。

 選別作業後に残った種のないアマモは、参加された皆さんが畑の肥料に使うために全部持ち帰りました。陸から流れ込んだ栄養を使って育ったアマモが畑に戻って、今度は美味しい野菜が育ちます。人の作業を通して陸と海がつながり、豊かな食材が生まれる・・・まさに里海ですね。

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