スクワットの種類とやり方


画像引用:https://glfit.net/?p=5884

下半身のフリーウエイトトレーニングのアップや仕上げとしても効果的で、初心者や女性のトレーニング導入にも有効な自重を使ったスクワット系トレーニングの種類とやり方を解説します。あわせて、器具(フリーウエイト器具・レジスタンス運動器具)を使用したスクワットについてもご紹介します。

スクワットが効果のある筋肉部位


スクワットは、下半身前面(大腿四頭筋・腸腰筋群・前脛骨筋)および下半身後面(臀筋群・大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋・下腿三頭筋)および下半身内面(内転筋群)と、下半身の主要な筋肉部位全てに高い効果があります。

※大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋=ハムストリングス

スクワット(下半身全体)



自重スクワットの基本となるのが、ノーマルスクワットで下半身全体に高い効果があります。スクワット運動は大きく二つの動作、すなわち立ち上がる動作としゃがむ動作に分けられ、それぞれで負荷のかかる筋肉部位が異なります。

立ち上がる動作で負荷のかかる筋肉部位



スクワットの立ち上がる動作で負荷のかかる筋肉部位は、大腿四頭筋・臀筋群・下腿三頭筋です。

なお、このように筋肉が収縮しながら動作を行うと、該当する筋繊維にはコンセントリック収縮(短縮性収縮)と呼ばれる負荷がかかります。

しゃがむ動作で負荷のかかる筋肉部位



しゃがむ動作をゆっくりと重力に逆らいながら行うことで、筋肉にはエキセントリック収縮(伸張性収縮)と呼ばれる負荷がかかり、スクワット運動に組み込んだ場合、ハムストリングス(大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋)・腸腰筋群・前脛骨筋に対して負荷が加わります。

自重スクワットの動作ポイント

スクワット系運動全てに言えることですが、もっとも大切な動作ポイントは「膝をつま先よりも前に出さない」ということで、これは膝関節・靭帯に過負荷がかからないようにするために非常に重要なことです。

膝がつま先を越えるまでは筋力で体重を支えていますが、膝がつま先よりも前に出た時点で体重は膝の靭帯の張力で支えてしまう状態になります。十分に留意してください。

また、スクワット系運動においては膝の向きとつま先の向きを揃えることも大切で、この向きが揃っていないと膝関節に「ねじれ負荷」がかかってしまうので注意が必要です。

効果的に筋肉に負荷をかけるためのポイントとしては、背すじを伸ばす(背中を丸めない)ことが重要で、これは背すじを伸ばす意識だけでなく、目線を上に向けてセットを行うことで大幅に改善されます。

シシースクワット(下半身前面)



シシースクワットは上半身を後方にのけぞるようにしてしゃがむことで、太もも前面の大腿四頭筋に対して負荷を集中できるスクワットのバリエーションです。図のように、柱などを保持して行うと初心者でも取り組みやすくなります。

ブルガリアンスクワット(下半身後面)



ブルガリアンスクワット(ワンレッグスクワット)は、下半身後ろ側に負荷をかけられるスクワットのバリエーションで、特に後ろに置いた脚を主働にして動作を行うことで、ハムストリングスや臀筋群に高い効果があります。

フロントランジ(下半身後面)



フロントランジは、ブルガリアンスクワットが強度的にこなせない初心者や女性に有効なスクワットバリエーションです。後ろにした脚に意識を置いて主働させることで、より下半身後面への負荷が高まります。

サイドランジ(下半身内面)



サイドランジは内ももの筋肉・内転筋群に効果の高いスクワットバリエーションです。特に内転筋群に負荷を集中させたい場合は、伸ばしたほうの脚を主働にし、その脚で身体全体を引き寄せるように動作を行います。

画像引用:https://glfit.net/?p=5859

参照記事:https://bukiya.net/blog/selfweightmenu/

チューブスクワット


画像引用:https://glfit.net/?p=5889

家庭でも導入できる簡便なレジスタンス器具がトレーニングチューブですが、自重スクワットにトレーニングチューブの負荷を加えることで、より強度の高いスクワット運動が可能です。

参照記事:https://bukiya.net/blog/tubemenu/

ダンベルスクワット


画像引用:https://glfit.net/?p=5861

ダンベルを保持してスクワットを行うのがダンベルスクワットで、トレーニングチューブよりも高負荷でスクワット運動を行うことができます。

参照記事:https://bukiya.net/blog/dumbbellmenu/

スミスマシンスクワット



スミスマシンスクワットはバーベルスクワットへの導入にも有効なマシントレーニングで、バーベルスクワットに近い感覚でスクワットを行え、かつ軌道がレールで支えられているため初心者や女性でも取り組みやすくなります。

ただし、マシンレールで軌道が固定されているため、ウエイトが直線軌道でしか動かせませんので、膝関節への負荷の逃げ場がなくなるリスクもあります。通常のバーベルスクワットよりも「半歩前へ足を置き」、ややマシンにもたれるような状態で行ったほうが安全です。

ハックスクワット




前述のややマシンにもたれるように行うスミスマシンスクワットの考え方を、専用マシンにしたものがハックマシンスクワットです。特に太もも前面の大腿四頭筋にたいして集中的な負荷が加えられます。

画像引用:https://glfit.net/?p=5865

参照記事:https://bukiya.net/blog/machinemenu2/

バーベルスクワット



バーベルスクワットは、パワーリフティングの種目でもあり、下半身トレーニングの基本でもあるため「キングオブトレーニング」と呼ばれることもあります。

なお、競技種目としての行い方は下記の通りです。

大会では以下の流れで試技を進めます。

1.ラックにセットしてあるバーベルを肩に担ぐ
2.主審の「SQUAT」の合図を聞く
3.屈伸を行い立ち上がる
4.主審の「ラック」の合図を聞く
5.バーベルをラックに戻す

判定の基準

1.膝の頭がヒップジョイントより下がっていること
2.屈伸動作の最中に足が動かないこと
3.挙上途中でバーベルが下がらないこと
4.フィニッシュは両膝が伸びていること

参照ページ:http://www.jpa-powerlifting.or.jp/powerlifting/squat

バーベルフロントスクワット



バーベルフロントスクワットは身体の前側でバーベルシャフトを保持するバリエーションで、通常のバーベルスクワットに比べると技術練習の必要が少なく、バーベルを使ったスクワットトレーニングの導入としても有効です。

バーベルサイドランジ



バーベルサイドランジは内転筋群に高い負荷をかけられるバリエーションで、特に伸ばしたほうの脚で身体を引き寄せるように立ち上がり動作をおこなうと効果的です。

画像引用:https://glfit.net/?p=5863

参照記事:https://bukiya.net/blog/barbellmenu2/

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