志摩市阿児町にある「旧猪子家住宅」が登録有形文化財(建築物)の答申をうけました

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志摩市阿児町神明にある「旧猪子家住宅」が、平成29年11月17日に開催された国の文化審議会文化財分科会において、国の登録有形文化財(建築物)として答申を受けました。今後、官報告示を経て正式に登録されます。

これにより、志摩市内にある登録有形文化財(建築物)は8件となります。

●国の登録有形文化財(建築物)の答申を受けたものの概要


◇名称:「旧猪子家住宅主屋(きゅういのこけじゅうたくしゅおく)」 1棟

    「旧猪子家住宅土蔵(きゅういのこけじゅうたくどぞう)」 1棟

    「旧猪子家住宅門柱(きゅういのこけじゅうたくもんちゅう)」 1基

◇所在地:志摩市阿児町神明地区

◇年代:主屋:昭和9年/昭和中期・平成27年~29年改修、土蔵及び門柱:昭和9年

◇敷地面積:主屋:95.2㎡、土蔵:19.8㎡、門柱:間口3.0m

◇概要:

旧猪子家住宅は、明治13年に四国で生まれ、保険会社の各地の支店長などの要職を歴任した猪子彌平(いのこやへい)氏の退職後の住居として、昭和9年に英虞湾を見下ろす高台の南斜面に建築された住宅です。

主屋は木造平屋建てで、張り出した玄関と台所部分のそれぞれに入母屋の屋根を架け、変化に富んだ外観となっています。内部には、床の間・付書院(つけしょいん)・松竹梅などの彫刻を施した欄間(らんま)を持つ和室と、漆喰塗壁(しっくいぬりかべ)・漆仕上げの格天井(ごうてんじょう)の洋間である旧書斎などがあり、和洋の上質な意匠を併せ持っています。第二次世界大戦後に伊勢志摩国立公園となり、保養地としての利用がすすむこの地域の和洋折衷の建物の先駆けとして、造形の規範となる建物です。

主屋の西には、2階建てで寄棟(よせむね)屋根の土蔵が主屋に面して建っています。敷地面積に建つ門柱は、主柱(おもばしら)の上に笠石(かさいし)を載せ、側面を瘤出(こぶだ)し仕上げとした重厚なもので、街路の歴史的景観に良好な影響を与えています。

そのほか詳しくは、こちら志摩市のホームページもご参照ください。

●お問い合わせ:志摩市教育委員会 生涯学習スポーツ課

       (TEL:0599-44-0339、FAX:0599-44-5263)