御食国志摩びと‟kids"養成講座「ぶりぼら」スタートしました

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志摩市では、小学校5・6年生を対象に子供たちの見聞を広め、志摩市の素晴らしさを伝え、将来のまちづくりに興味を持つ人材としての育成を図ることを目的として、3年前から「ぶりぼら」事業を開催しています。今年度から、御食国志摩の食材や食を育む生業や豊かな自然の恵みを活かす知恵を学ぶために御食国志摩びと‟kids"養成講座という位置付けのもと、全8回を開催します。「ぶりぼら」という事業名には、子供たちが出世魚であるブリやボラのように、大きく育ってほしいという願いを込めており、今年のぶりぼらには、12名の子どもたちが応募してくれました。

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今年度の第1回のぶりぼらは、平成30年7月25日(水)に開催し、志摩自然保護官事務所の半田俊彦アクティブレンジャー(としレンジャー)に「横山を探検し、森・川・里・海のつながりを知ろう」のテーマで、お話をしていただきました。

今年の夏は、例年より非常に気温が高く、熱中症対策が急務となっており、子どもたちの健康と安全を第一に急遽なるべく屋外活動において日陰を移動出来る創造の森散策に変更させていただきました。

横山ビジターセンターに到着すると、まず、館内の多目的室に入りパワーポイントを使用しながら、国立公園や、パークレンジャーの活動について話を聞きました。半田俊彦レンジャーからは、自然や生きものを守るために「知る(調べる)」「記録する(書く)」「伝える(仲間を増やす)」ことが大切であることを教わりました。また、伊勢志摩国立公園には、10万人くらいの人が住んでいて、伊勢神宮の宮域林を含む伊勢市の一部・南伊勢町の一部と鳥羽市と志摩市は、市街地の全域が国立公園になっていて、4人のパークレンジャーとパークボランティアの皆さんで協力しながら自然環境を守る活動を行っているそうです。戦後初の国立公園誕生となりましたが、伊勢志摩国立公園では90%以上が私有地で、自然と生活圏が一体となった特色ある国立公園の中で私たちは暮らしているわけです。その国立公園には、様々な生きものが生息しています。動物では、シカ・狸・猪・アナグマ・ハクビシン・アライグマなどがいます。海岸の昆虫では、イソジョウカイモドキ・クロコブセスジダルマガムシや絶滅危惧種のホトケドジョウもいます。ずんぐりむっくりしていて丸い形をしていて、口ひげが左右4対となっています。普通のドジョウは左右5対ですから人間の手と同じなんですね。日本の固有種といって、日本にしか住んでいない生きものです。

海岸では、アカウミガメが産卵する地域となっており、毎年調査をしています。また奄美大島から北上して飛来してきたアサギマダラを実際国立公園内で発見してこの辺では話題になりませんでしたが、奄美地方では4社くらいの新聞に載り情報発信されました。こういったことも自然を守る活動を地道にしている中での大きな発見です。

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この後、横山創造の森を散策して山小屋から菖蒲園横の小道を通り、森の中を歩き、川の源流や上流の生き物等の観察を昆虫に詳しいパークボランティアの中山さんに色々質問しながら歩きました。小川には、ヤマトヌマエビやイモリ・カエル・サワガニがいました。付近には、シオカラトンボが飛んでいました。広葉樹や針葉樹が混じった森の養分を含んだ水は、地面を潤しせせらぎになって静かに調節機能を果たしながら流れていました。森の栄養が川に流れ里山を潤し海に流れていく様子がわかりました。

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1時間くらいの散策の後、横山ビジターセンターに戻り、本日の振り返りの発見や感動したことやわかったことなどをいろはカルタにまとめました。33枚ものカルタが出来ました。子供たちは、自分たちが住んでいるこの豊かな自然を守ることの大切さをパークレンジャーから学んだ様子でした。

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子供たちの作ったカルタを一部披露します。

「えいゆうは 自然を守る パークレンジャー」

「ウミガメの卵のために 白浜をきれいに掃除しましょうよ」

「川から海 里山里海 つながる命」

「調べたら 記録し 伝えて モニタリング」

「みんなでね 志摩の環境 守ろうよ」