子どもたちがまちを学ぶ~志摩びと‟kids"養成講座~『ぶりぼら』を実施しました

平成30年7月から平成31年1月まで、里海推進室の主催で子どもたちがまち(志摩市)全体を知る機会を作ることで、暮らしに身近な地域だけでなく、志摩市全体での見聞を広めさまざまな体験を重ねる中でまちづくりに興味を持ち、関わっていく人材として育成を図ることなどを目的に、「ぶりぼら」を8回にわたって開催しました。

  

本年度は、特に御食国・志摩の食材や食を育む生業や恵みを活かす知恵を学ぶことを主眼に置いて、実施しました。次世代を担う子どもたちに、校区を越えて志摩市全体の自然の豊かさや、御食国・志摩の産業や文化の多様さを伝えることができました。最終回の「ぶりぼらお楽しみ会」では、参加した子どもたちが、まち歩きの振り返りのスピーチを行い、これまで住んできた志摩市のことをさらに知ることができ、自然の素晴らしさに気付き、志摩市をもっと好きになったと感想を述べていました。また、志摩市の魅力を大勢の方々に伝えたいと力強く語ってくれました。ぶりぼらの活動の中で学んだことが子どもたちの「ふるさとの記憶」として残り、今後の暮らしや地域活動の中で役立つことを期待したいと思います。

また、カルタ作りについては、参加者が毎回聞き取りしたことなどを振り返るための手段として取り入れましたが、作りためたカルタは、まちの地域や産業の魅力や有り様などが想定以上に分かりやすく伝えるものとなりました。こうしたカルタを今後も作り続け、「志摩カルタ」として、市内外の方や市内の学校でまちを知っていただくツールとして利用できるものになっていくことを期待します。

【実施概要】

■目的

まち(志摩市)全体を知る機会を作ることで子どもたちの見聞を広め、体験を重ねることにより、志摩市の素晴らしさを伝え、将来のまちづくりに興味を持ち、積極的に関わっていく人材として育成することを目的とします。また、本年度は、特に御食国志摩の食材や食を育む生業や恵みを活かす知恵を学ぶことを主眼として事業を展開しました。

■実施内容

H30ぶりぼらこれまでの歩み.pdf

 日 時

テーマ

     講 師

参加人数

第1回

7月25日(水)

横山を探検し、森・川・里・海のつながりを知ろう!

志摩自然保護官事務所アクティブ・レンジャー半田俊彦さん

11人

第2回

7月28日(土)

海女さんとお話しよう!

台風24号の接近による影響で中止

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第3回

8月21日(火)

かつお節屋さんを見学します

まるてん有限会社天白幸明さん

9人

第4回

8月22日(水)

伊勢えびについて学ぼう

三重県水産研究所津本企画・資源利用研究課長

11人

第5回

9月29日(土)

伊雑宮見学と御田植祭について学ぼう

稲熊宮司及び志摩市歴史民俗資料館橋本学芸員

6人

第6回

10月13日(土)

真珠養殖場を見学します

井上真珠井上光さん、立神真珠養殖漁協女子部

7人

第7回

12月 1日(土)

間崎島を探検し、離島の暮らしを知ろう

間崎自治会役員

7人

第8回

1月19日(土)

ぶりぼらお楽しみ会&3分間発表会

山本真光・寿絵夫妻

 

8人

保護者など8人

毎回、講師から聞いたことや体験の中で気づいたことなどを「カルタ」という形で記録してきました。

出来上がった『ぶりぼら志摩かるた2018』はこちら。→ ぶりぼら志摩カルタ2018(正式).pdf

-参加者の振り返り-

参加者氏名

参加者が記憶に残っていること、分かったこと、感動したこと

A(6年)

○今年のぶりぼらは、参加した全部楽しかったです。そして食べ物も全部おいしかったです。

○その中で特に楽しかったのは、英虞湾の間崎島に行ったことです。理由は、間崎島に行くまでの船から見た景色がとてもきれいだったのと、島を歩いていると、とてものんびりしていて、国府と似ていたからです。

○その次に楽しかったのは、真珠養殖場に行ったときです。理由は、いかだがグラグラ揺れていてスリリングだったのがおもしろかったのと、真珠を使った作品を作ったからです。

○今年で最後なので、とても悲しいです。この二年間は、絶対に忘れないです。

B(6年)

○ぼくは、五年生の時に初めて参加して六年生でも続けました。

〇第一回・・・横山の自然をさらに知ることができ、ビジターセンターでは、ものすごい数の標本にびっくりしました。

〇第二回・・・台風の接近により中止

〇第三回・・・かつお節屋を見学し、加工のしかたやかつお節の歴史などを、くわしく教えてもらいました。最後にかつお節ごはんを食べておいしかったです。

〇第四回・・・伊勢えびの赤ちゃんや、生態、伊勢えび漁のしかた、漁獲量の話を聞きました。

〇第七回・・・間崎島の暮らしを知りました。店はなくなり、軽トラックも六台、人口も百人以下。生活は不便だが、それでも間崎島の歴史を守るために住み続けるのがすごいと思った。食べ物は鵜方などに行ってまとめ買いをしていることなどもわかりました。

〇こうして、ぼくは五年生、六年生とぶりぼらをしました。やっぱり志摩市の魅力は、ぼくが思っている以上にすごくありました。今年で終わりだけど、志摩市の魅力をどんどん伝えていきたいです。

C(5年)

○ぼくは、最初ぶりぼらに行くようになった理由は、お母さんに行けと言われたからです。でも行ってみたら楽しかったので、とても待ち遠しくなりました。

〇二回目は、台風で行けなくてとても残念でした。

〇三回目のかつお節屋さんで、かつお節を削ってみたら、思ってたよりむずかしかったので、苦労しました。

〇伊勢えびの人工飼育に初めて成功した水産研究所のことは、知りませんでした。伊勢えびの赤ちゃんは、えびって感じがしなくて、本当に伊勢えびになるかと不思議に思いました。

〇伊雑宮のご朱印は、大事に取ってあります。御神田祭は文化財になっていたのは、知りませんでした。次は、行ってみたいと思います。

〇六回目の真珠養殖のいかだは、少しこわかったです。真珠のブレスレットは、お母さんにあげました。とても喜んでくれて、うれしかったです。

〇七回は、行きたかったけど、インフルエンザにかかって行けなかったので、とても残念でした。

〇今回参加して、志摩の良い所を知れたので、うれしかったです。志摩のことを大人になったら、いろんな人たちに知らせたいです。

D(6年)

○ぼくは、初めてぶりぼらに参加しました。どんな行事があるのか分からず、少し緊張しました。

〇今までのぶりぼらで一番楽しかった事は、かつお節でした。ぼくは、かつお節が大好きです。なので、天白さんのかつお節を食べてすごくおいしかったです。かつお節にカビをつける時に温度を調節しなければいけないのが大変だと思いました。ぶりぼらは、あらゆる場所で、いろんな事を体験できて、すごく楽しかったです。

〇伊勢えびの事で、日本には伊勢えびの仲間がいるのは伊勢だけだと思っていました。だけど、日本だけで約10種類、世界で47種類いることが分かりました。フィロソーマ幼生やプエルルスなど小さい時のえびの名前がありました。

〇国立公園を守るパークレンジャーの話を聞いて、ぼくはレンジャーの人数は、国立公園は広いので多いのかなと思っていたけど、たったの4人だったので、びっくりしました。自然を守る決まりごとで、「知る・記録する・伝える」をするらしいです。そもそも、国立公園がなんなのか知りませんでした。でも、学んで国立公園は、その域を代表する自然がある場所だと分かりました。

〇ぶりぼらで、参加した人たちと、きずなを深め合えたと思いました。いい経験になったと思いました。

E(6年)

○こうやって、志摩市全体を歩くことで、今まで知らなかったものや、魅力に気付けた。魅力から思うのは、志摩市は全体的に、その魅力を発揮できてないと思う。たとえば、東京や大阪などは、都会やからそれだけで魅力を感じてしまう。その一方、三重県は、いなかやから、魅力が少なく感じる。だからこそ、アピールが大事だと思う。それを志摩市から始めればいいと思う。かといって、志摩市は自然が豊かやから、都会ではできないことが、たくさんできる。そういうところは、絶対なくしてはいけない。そこには、自信を持って言いきれる。でも、そういった良いことがあるのに、魅力を出しきれずにいるのはすごくもったいないと思う。その魅力を出しきれたら、志摩市は、もっと良くなると思う。別に急に良くなろうとせず、しっかり対策をねって、どうやったら、とかを考えなあかんと思う。新しい志摩市を作っていくのは、私たちです。志摩市が良くなったら、県全体が良くなると思う。私たちで、新しい志摩市を作っていきましょう。

F(5年)

○ぼくは、ぶりぼらは3回しか行けなかったけど、思い出が3つあります。1つ目は、横山をたんけんしたことです。横山をたんけんして、森と海と生き物のつながりがいろいろあることが分かりました。自然がきれいな町だなと思いました。

〇2つ目は、真珠養殖の見学に行ったことです。真珠養殖を見学して、真珠養殖は、大変だと思いました。だけど、その大変なことを乗り越えたから、こんなにきれいなのだと思いました。真珠がきれいな町だなと思いました。

〇3つ目は、離島のくらしを知ったことです。離島のくらしや生き方を知って、自然のことについても学びました。昔は、「宝石の島」という名も持つほど、真珠の栄えた町だったらしいです。

〇このように、志摩市は自然がきれいで、真珠がきれいな町だと思いました。

G(6年)

○一回目の時は、緊張していたけど、しだいになじんでいきました。

〇かつお節屋さんでもらっただしがとてもおいしく、いつもなんとなく食べていたものがこんなに手間のかかったものなのかと思い、感激しました。この時、ぼくはすっかりなれて、楽しめました。

〇伊勢えびの赤ちゃんフィロソーマ幼生などを見せてもらい話を聞きました。

〇このぶりぼらを通して、たくさんの知識を得られ、自然のことも知れました。ぼくは、山がきれいになれば、海もきれいになると思います。できれば、山・海・まちをきれいにするボランティアを自主的に取り組みたいです。そして、何より志摩の自然を人々に伝え、共有し、守っていきたいです。僕は、自然のすばらしさに気付かせてくれたぶりぼらにとても感謝しています。

H(6年)

○ぶりぼらに参加して、私はとても良かったと思います。これまで六回全部ぶりぼらに参加しましたが、その六回で、志摩市のことを色々知れました。これまで住んできた志摩市のことにもっとくわしくなって、もっと志摩市のことが好きになりました。これが、私がぶりぼらに参加して良かったと思っている理由です。

〇ぶりぼらは、どれも楽しかったあです。ぶりぼらに行ったことで、色んな人に話を聞いて、自分が知っていることより、もっと詳しいことを知れたりなど・・・。今まで全く知らなかったことも、これから興味を示すか分からないものも、ぶりぼらを通して知れました。

〇一回目行くときは。不安だったけど、行ってみたら、次のぶりぼらが楽しみなりました。

〇特に、私が行って良かったと思ったのは、伊雑宮と間崎島に行ったことです。元々、私は歴史あるものの話を聞いたりするのが好きだったので、ぶりぼらに参加してことで話を聞けたのが嬉しかったです。

〇かるたを作るのも楽しかったです。五十音を一つずつ作ったので、最後の方は難しかったです。

〇これから、ぶりぼらに参加したことをきっかけに、志摩市のことをもっと知りたいと思いました。今度は、志摩市だけでなく、三重県のことも知りたいです。志摩市の中でも行ってない場所・行きたい場所にも、行ってみようと思います。

I(6年)

○私は、初めてぶりぼらに参加しました。参加してみて、私はもっと早く参加すれば良かったと思いました。たくさん、見学したり、体験したり、どれも楽しいことばかりでした。

〇第一回目では、横山に行きました。そこで、動物や自然について学び、とても勉強になりました。

〇第二回目は、残念ながら宙にになりましたが、第三回目のかつお節屋さんには行けました。かつお節について学び、おいしいおかかご飯を食べさせてもらいました。本当においしくておかわりしたくらいです。

〇第四回目では、伊勢えびについて学びました。伊勢えびは他のえびより大きい、値段が高いなど、他にも伊勢えびについてたくさん教えてもらいました。そして、伊勢えびの赤ちゃんを見せてもらいました。すごく小さくておどろきました。

〇第五回目は、伊雑宮見学とい御田植祭について学びました。お話を聞いたり、パンフレットをもらったり、資料館にも行って調べました。

〇第六回目は、真珠養殖場に行きました。私の家でも真珠養殖をしているので、少しだけ知っていることは出てきました。さらに、真珠と天然石を合わせたブレスレットを作らせてもらいました。とても楽しかったです。真珠のネックレスを着けさせてもらえました。すごくうれしかったです。

〇そして、間崎島。自然が多くてきれいな場所でした。地元の方からお話を聞き、人口が約60名ということを知ったり、島の中を歩き回ったりして、楽しく過ごすことができました。

〇ぶりぼらで、たくさんのことを学びました。とても楽しくて、また参加したい!と思いました。これからも、ぶりぼらは続けてほしいし、志摩の魅力を知り、だれかに伝えられたらと思います。

J(6年)

○ぼくは、風邪や野球で一回しか参加できなかったけど、すごく勉強になりました。

〇ぼくの行った回では、伊勢えびのことについて学んで、赤ちゃんも見せていただき、とても貴重な経験となりました。赤ちゃんは、とてもとても小さくて、びっくりしました。赤ちゃんを飼っている水槽も良く出来ていたし、いろいろな工夫がありました。

〇これからは、伊勢えびを大切にして、味わいたい思いました。また、海にごみをすてないなど、海を大切にしたいと思いました。

K(6年)

〇私は去年の春にひっこししてきて、志摩のことはあまり知らなかったので、「ぶりぼら」で新しくできた友達と志摩のことを楽しく勉強させてもらいました。特に心に残った課題は、かつお節屋さんを見学させてもらったことです。かつお節屋さんの名前は「天白」です。毎年伊勢神宮へかつお節をお供えするそうです。その後、炊き立てご飯にけずったかつお節とだししょうゆをかけて食べました。かつお節があまくて、今まで食べた中で一番おいしかったです。

〇それと、真珠養殖場を見学したことも心に残りました。10万個もつくっているということが、とてもおどろきました。でも、私は女の子なので、ブレスレットづくりが楽しかったです。真珠1個と天然石をたくさんつなげて作りました。オリジナルのきれいなブレスレットができました。

その後、良い真珠の見分け方を教えてもらいました。高級な真珠のネックレスをつけてとてもうれしかったです。「さすが志摩だなあ。」と思いました。

〇志摩は、海がきれいでおいしい魚介類がたくさん食べられてスペイン村があるというイメージでしたが、色々な所へ行って体験させてもらって、「志摩って色々あって楽しい所だなあ。」と思いました。ぶりぼらのスタッフのみなさんや勉強させていただいた方たち、そしていっしょに参加した友達、1年間ありがとうございますと伝えたいです。

 L(6年)

〇ぼくたちの住んでいる志摩市は、国立公園にも指定されています。きれいな海や山があります。そして、未来を担っていくぼくたちがすべきことは、この豊かな自然のある志摩市の環境をみんなで協力して守り、後の世代につないでいくことだと思います。

〇ぼくは、最近志摩市の自然を守るためにゴミ拾いをするようにしています。これは、自分たちができることであり、ぼくたちのすべきことでもあると思います。

〇このぶりぼらに行って、住んでいる志摩市のいいところをたくさん知れました。それまで、「志摩市ってどんなまち?」と聞かれると、「自然が豊かな町」と答えることしかできませんでした。しかし、このぶりぼらに行って、細かいところを知ることができました。そして、地域の人たちとの交流の中で、「志摩市」というものをさらに深く知ることができました。