ぶりぼら第6回「きんこ芋掘り体験」を開催しました

きんこ芋がどのようにして作られるのか話を聞く。

きんこの原材料である隼人芋を実際に掘ってどんな芋なのかを確かめる。

志摩の自然のめぐみの豊かさに気づき、自然のめぐみが商品になって商売につながっていくことを理解させる。

 平成29年11月4日(土)、こんなテーマで、ぶりぼら10人が阿児町国府の芋の館きららを訪れ、代表の森川まさるさんから「きんこ(煮切干し)」の作り方やこれまでの活動の経緯などを伺いました。

IMG_1995①.jpg  IMG_20171104_091623②.jpg  IMG_20171104_094100③.jpg

 森川さんは、昭和48年に志摩市に嫁いできて、家の農業を手伝いながら30aの畑で「隼人芋」を栽培し、きんこづくりを始められたそうです。きんこ作りを始めてからもう30年近くになり、体力的にも農作業が大変なので、なんとか若い世代の人たちにきんこ作りを続けてほしいと考え、子どもたちにきんこの美味しさなどを伝えているとおっしゃっていました。

 きんこには地域によってさまざまな作り方がありますが、森川さんのきんこの作り方は、

 ①掘った隼人芋をしばらく寝かせて熟成し、皮をむいて大きな釜で煮ます。

 ②煮上がった芋をさましてからスライスして、せいろに並べて天日で干します。

 ③何度も返しながら太陽と潮風で乾燥させればきんこの出来上がりです。

 べっこう飴のように金色に輝くきんこは、ビタミンやミネラルが豊富で栄養価も高く、最近健康食品として人気があり、子どもや海女さんや漁師さんの栄養価の高いおやつとして食べられてきたそうです。

 子供たちは、「なんできんこって言うの?」などを質問し、干した芋が海で獲れるナマコを干した「きんこ」に色や形が似ていたところから名づけられたことなどを教えてもらいました。

 続いて、芋の館から少し離れた所にある畑に移動です。途中の畑では、森川さんのご主人が芋掘り機に乗って芋掘り作業をされていて、子どもたちは興味深く覗き込んでいました。耕した畑から土のかおりがすることに子どもたちは感動しました。

 IMG_20171104_094558④.jpg

 畑に着くと、いよいよ隼人芋の芋掘りです。畝沿いに並んで、みんな夢中で掘っていました。びっくりするような大きな芋が顔を出すと、あちらこちらから子供たちの歓声があがっていました。

 IMG_20171104_101737⑤.jpg   PB040042⑦.jpg PB040048⑧.jpg

 芋掘り終了後、きんこ農家を育成するために志摩市が開催している「きんこ塾」で学ばれた山本さんのご家族が、焼き芋をごちそうしてくれました。ほくほく焼けた甘いとろけそうな隼人芋の焼き芋の美味しさにみんな大喜びで、お菓子作り用に使用する皮が紅色をしたサツマイモは、焼き芋にすると中身は白くてポテトの蒸かしたような上品な味がしました。

IMG_20171104_111416⑥.jpg  PB040070⑩.jpg

 帰りには、子どもたちが掘った芋をお土産としてビニール袋一杯に頂き、子どもたちは大喜びでした。芋掘りの大変さと同時に志摩の地に根付いている隼人芋の魅力を子供たちは体感した様子でした。

 最後に子供たちが作ったカルタの一部を紹介します。

「土からね めぐみがでたよ きんこいも」

「ねっとり おいしいきんこいも」

「よい地形 いもにさいてき 志摩のとち」

 芋の館では、地域で初めて簡易ビニールハウスを導入してきんこを加工しています。商品は鳥羽市にある「鳥羽マルシェ」や、阿児町鵜方にある日替わりファーマーズマーケット直売所「HATAKE」で決められた当番の日に販売されています。皆さんも是非、志摩の特産品であるきんこを味わってくださいね。