志摩市官学連携研究助成事業成果報告会が開催されました

平成29年3月3日(金)、午後1時30分から志摩市役所4階会議室において、平成28年度志摩市官学連携研究助成事業として採択された3つの研究事業の発表会が開催されました。

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 発表資料は、こちらをご覧ください。

テーマ①きんこ芋増産のための栽培画像データの収集・活用/きんこ芋増産のための栽培画像データの収集・活用(実装機械の機能の紹介)

テーマ②志摩市の藻場と磯焼けに関する調査研究

テーマ③きらり志摩びと紹介番組放送事業 

発表テーマ① 「きんこ芋増産のための栽培画像データの収集・活用」

報告者:三重大学大学院生物資源学研究科教授 梅崎輝尚氏

   三重大学大学院生物資源学研究科準教授 長屋祐一氏   

志摩市の特産品であるきんこの原料である隼人芋増産のための栽培画像データの収集・活用について、スマートフォンを利用した地域支援農業における自助・互助・公助の教育支援システムの運用について発表がありました。きんこ芋増産のためには、後継者が必要で、きんこ芋栽培技術の伝承が課題とされていますので、ソーシャルメディアの積極的な活用が望まれます。

発表テーマ②「志摩市の藻場と磯焼けに関する調査研究」

報告者:三重大学大学院生物資源学研究科準教授 倉島 彰氏

志摩市では、大王崎より東では、藻場が形成されておりますが、西部はやや衰退しており、御座の方では、磯焼けが進行中で、一部に藻場が残っている状態だということです。今回の研究では、海藻とガンガゼというウニの量の状態評価と、ドローンを使った藻場面積の推定による志摩市の藻場の現状把握がなされました。地球温暖化の影響もありますが、水温が15℃以下になるとガンガゼはいなくなり、ワカメなどの海藻がはえているということで、藻場の状態とウニの量には相関関係があるということがわかりました。1㎡あたり10個以上ウニがいるところでは、磯焼けがあり、藻場が衰退しています。

このように、常に、志摩の海の環境をモニタリングしていくことが、志摩の環境保全・漁業の発展に寄与するとのまとめの発表がありました。

発表テーマ③「きらり志摩びと紹介番組放送事業」

報告者:立命館大学産業社会学部教授 金山 勉氏

   立命館大学産業社会学部非常勤講師 中川雅夫氏

立命館大学の学生が志摩市をまち歩きして英虞湾からの眺望や真珠の発祥地の賢島や間崎などを訪ね、伊勢海老やあわび、牡蠣などの新鮮な魚介類や海女漁の姿を見聞きしました。そして、最終的に昔から子供や海女さんのおやつとして親しまれてきた『きんこ芋』に注目し、きんこ芋の魅力を引き出し、きんこ芋をより多くの人に知ってもらう事は出来ないかといろいろ検討した結果、「きんこ芋」のPR動画youtuへのリンクの作成に取り組むことになりました。「食材へのリスペクトを忘れない!」「手を加えすぎない!」という共通認識を持って取り組みながら、立命館大学生にきんこ芋を試食していただき、創作料理にもチャレンジ致しました。試行錯誤しながら、大学芋、グラタン、クリームコロッケなどいろいろ調理してみる中で、地元で、きんこ芋を自ら生産し、いろんな商品にして販売している上田商店の橘さんに試食を依頼し、最終的にきんこ芋のバターケーキに決定したそうです。発表会当日は、そのバターケーキの試食会も行われ、きんこ芋の風味を生かした素朴なケーキの味にコーヒーや紅茶にも合うと好評でした。商品化が期待出来そうです・・・♪♪♪