第2回国際ブルーカーボンシンポジウム in 横浜に
参加しました。

 3月20日(金)に横浜市で開催された、「第2回国際ブルーカーボンシンポジウム in 横浜」に招かれて、志摩市の「新しい里海創生によるまちづくり」について話題提供をさせていただきました。

 このシンポジウムは、「横浜グリーンバレー構想」として、環境を切り口とした産業育成と環境教育の充実による温室効果ガスの削減と経済活性化に取り組んでいる横浜市において、3月25日から29日まで開催される、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の 第5次評価報告書 第2作業部会及び第38回 総会の開催に先立って、開催されたもので、192名の参加がありました。

 シンポジウムの第1部は「グローバル」をキーワードとして開催され、二酸化炭素の排出増加にともない、海が酸性化しつつあり、生物への影響が現れているという研究結果や、持続可能な水産業が世界的に求められるようになってきているという事例の報告、再生可能エネルギーとしての海洋エネルギー開発に向けた取組みの現状のほか、オランダにおける海洋のエネルギーとの戦い(水害対策)と利用(海上風力発電など)について、報告がありました。

 シンポジウム第2部は「ローカル」をキーワードとして、志摩市からは横浜市と同じように、地域の自然環境をしっかりと保全しながら、「稼げる、学べる、遊べる」地域づくりに取り組んでいることを報告し、同じ沿岸域の自治体として、自然環境を保全しながら利用していく責任を共有していることなどをお話させていただきました。

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 また、平成24年に志摩市でも講演してもらった、東京海洋大学客員准教授のさかなクンと海洋大学大学院の刑部(おさかべ)教授とのユーモラスなかけあいを通して、海の生き物やエネルギーに関するさまざまな情報を学ぶことができました。

 シンポジウムに引き続いて開催されたパネルディスカッションでは、横浜市の「横浜グリーンバレー構想」の一環として実施される「横浜ブルーカーボン」の取り組みについて意見交換が行われ、海を舞台としたカーボンクレジット(取引可能な温室効果ガスの削減量証明制度)の設立などについて話し合われました。

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 横浜市の人口は370万人。人口や財政の規模は志摩市の約70倍と比較になりませんが、海に面する自治体として、同じように自然環境を保全しながら、持続可能な海の利用についての取組みが始まっていました。昨年9月に志摩市で開催したPNLGフォーラム2013でも、東アジア諸国や国内の自治体の皆さん(横浜市からもご参加いただきました)とも情報交換を行いましたが、こうした取組みを成功させるためには、地域に住む皆さんが、自然環境の保全や持続可能な利活用に向け、それぞれ出来ることを、連携しながら進めることが大切だと感じました。今後も横浜市の皆さんとは、同じ沿岸域の自治体として情報交換しながら、お互いの取組みを進めて行きたいと思います。

※横浜市で進められている取り組みについては、横浜市温暖化対策統括本部のホームページをご参考ください。