NEMU HOTEL & RESORT とホテル近鉄アクアヴィラ伊勢志摩の園内で干潟の再生を行っています

 志摩市では、英虞湾や的矢湾の漁場環境改善に向け、干潟や藻場の再生を推進しています。

 干潟や藻場は、さまざまな生き物が陸から流れ込む落ち葉や生活排水に含まれる汚れをたべて育つ大切な場所で、下水道や合併処理浄化槽などによる生活排水処理とあわせて干潟や藻場の再生を進めることにより、より内湾域の環境改善が促進されることを期待しています。

 市内では、現在英虞湾に面する3か所で干潟の再生が実施されており、そのうち2か所では、NEMU HOTEL&RESORT様とホテル近鉄アクアヴィラ伊勢志摩様の協力を得て、ホテル内の敷地を利用して干潟の再生が行われています。

NEMU HOTEL & RESORT

0801nemu1.jpg 平成24年8月から、森から里につながる自然の生態系を園内に再現し、施設を利用されるお客様がさまざまな生き物と出会うことのできる「里山水生園」の最下流にある通称「丹生の池」(約2ヘクタール)にある水門を開放して、池の中に海水を導入し干潟の再生を行っています。海水交換の効率が小さいながら、魚類を中心に海の生き物が少しずつ見られるようになってきており、自然の息吹を身近に感じる生命の楽園として利用されています。 

NEMU HOTEL & RESORT  http://www.nemunosato.com/

 

ホテル近鉄アクアヴィラ伊勢志摩

0914aquavilla3.jpg 平成24年9月から、ホテル敷地内の堤防の水門を開放し、遊休地(約1ヘクタール)を干潟に再生しています。この再生干潟では環境省中部地方環境事務所により環境調査が行われ、さまざまな希少生物が確認されているほか、水門開放後はコアマモという海草の分布域が広がったことが確認されています。また、干潟の生き物観察会や志摩市特産の「あおさ」の摘み取り体験のイベントなども開催されています。 

ホテル近鉄アクアヴィラ伊勢志摩  http://www.miyakohotels.ne.jp/aquavilla/ 

 

図9.jpg 干潟の再生は、遊休地となっている土地を活用して、豊かな海の再生を進める取り組みです。また単に環境を保全するだけでなく、自然観察会やあおさの養殖体験などの形で利用されており、人と自然が共生する「里海」の理念に沿った、環境保全の取り組みとなっています。

 平成26年には、企業・研究者・行政が連携して実践して成果を上げている取り組みであるとして、日立環境財団などが主催する第41回環境賞の優良賞を受賞したほか、平成27年7月に受賞した第8回海洋立国推進功労者表彰(内閣総理大臣賞)の受賞理由にも挙げられています。

 日立環境財団 環境賞 

     http://www.hitachi-zaidan.org/kankyo/works/show2004_2013.html

 海洋立国推進功労者表彰 

     http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji01_hh_000326.html