干潟や藻場を再生しよう!

里海推進室から、豊かな海を再生するための干潟や藻場の再生活動に関する情報をお伝えします。

アマモの種まきを行いました!
2019/02/12 里海推進室

 平成30年12月2日(日)に、磯部地区漁業振興連絡協議会の主催で、的矢湾にアマモの種をまく作業が行われ、漁業関係者や市民ボランティア、志摩市の関係課職員など30名が参加しました。

 鳥羽磯部漁協坂崎連絡所近くの船着き場で準備作業を行い、その後飯浜地区の通称「オガエ」という場所で種まきを行いました。ここは1年前にも種をまいた場所で、今年6月にモニタリングを行った際にはアマモが70cmほどに成長している様子が確認されていますので、今回も同じ場所でまくことにしました!

DSCN5499①.jpgPC020047a.jpg

 この日まいたアマモの種は、今年6月9日に的矢湾の宮潟浦で採取したものです。その数なんと346,000個!!的矢湾の奥部は海底の泥が柔らかく、アマモの根が活着しにくいため、マットを海底に敷き、その上にアマモを含んだ泥団子を投げ込む方法で種まきを行ないました。

 マットは、ヤシ繊維のマット(幅2m、長さ10m)を3枚用意し、ダイバーさんに海底に敷いてもらいます。

PC020046b.jpgDSCN6668c.jpg

 泥団子は、30センチ四方のガーゼにアマモの種と泥、錘となる小石を包み込んで作ります。皆さん、楽しんで作業をしながらあっという間に600個の泥団子が出来上がりました!

PC020052e.jpgPC020056d.jpgPC020055f.jpg

 その後船に乗り込み、豊かな海への思いを込めてマットを敷いた海域に投げ入れました。ガーゼは、投入後1ケ月から2ケ月くらいで分解し、アマモは半月から1ケ月後には発芽するとの事です。

DSCN6682h.jpgDSCN6674g.jpg

  また、今回希望する皆さんには、プラスチックのボトルでアマモを育ててもらう、「アマモの里親」になっていただきました。自宅で4ケ月程度育てていただいた後、育った苗を的矢湾に返す予定です。アマモが皆さんに見守られながらすくすくと育ってくれることを期待しています!

PC020059i.jpgPC020060j.jpg

そんな中、ダイバーさんから嬉しい知らせが!昨年種をまいたアマモが夏を越えてもしっかり残り、新芽も生えてきているとのことでした。皆さんの取組がしっかりと実を結んでいることを実感しました!

PC020028a.jpgPC020033b.jpg

漁業者さんの話によると、的矢湾の最奥部となる伊雑ノ浦ではかつてはアマモがたくさん繁茂していたそうです。今ではアマモ場が消失して海が濁るようになり、アオサノリの養殖にも影響が出ています。今後、今回のような活動の輪が広がって、アマモ場が少しずつ増え、昔のような豊かな海に戻ることを願っています。今後アマモ場再生に関する活動に参加したいという方は、ぜひ里海推進室までご連絡下さい。

 今後も、磯部地区漁業振興連絡協議会のみなさんとアマモの生育状況をモニタリングしていきますので、またこのコラムで報告させていただきます。

 今回参加していただいた皆さん、お疲れ様でした!