干潟や藻場を再生しよう!

里海推進室から、豊かな海を再生するための干潟や藻場の再生活動に関する情報をお伝えします。

干潟の生き物観察会に参加しました!
2018/07/30 里海推進室

 平成30年7月14日(土)、伊勢志摩国際公園自然ふれあい推進協議会が主催の「干潟の生き物観察会」が開催されました。

 今回の観察会は、同協議会が定期的に開催している自然観察会の一環として開催されたもので、子どもたちに志摩の海の豊かさや生物多様性について理解を深めてもらうとともに、もっと海を身近に感じてもらい、関心を持ってもらうことを目的におこなわれたものです。

 例年、英虞湾で実施してきましたが、今回は的矢湾に面した阿児町国府の宮潟浦という場所で行いました。さてさて、どんな生き物と出会うことができるでしょうか・・!

 当日は、講師の佐藤達也さんから参加者のみなさんに、「それぞれテーマを持って、生き物を観察してみてほしい。」とのお話をしていただき、いよいよ観察会開始です・・が・・!あ、暑い・・!!(><)7月は連日の猛暑日でこの日も快晴!汗がしたたり落ちてきます。みなさん、帽子やこまめな給水など熱中症対策は万全で臨みました!

P7140005a.jpg

 開始するとすぐにあちこちから元気な声が聞こえてきます!

「あー!カニや、カニ!」

「どこどこ・・?ほんまや!こっちもおる!」

「貝おるわ!おっきー!・・何て貝やろ?」

 どの参加者の方も楽しそうに生き物を探し、観察し、家族の中で笑顔が広がっていました!中でも、「ハマグリ」が見つかった時には、

「ハマグリがおるなんて思ってもみなかった!」

と、大いに盛り上がりました!

(観察会なのでもちろん持ち帰りはNGです(笑))

P7140010c.jpgP7140009b.jpg

 観察が終わった後は、生き物の名前を調べる同定作業です。「英虞湾干潟のベントス下敷き」を活用し、生き物の名前を調べていき、「アカニシ」や「オキシジミ」、「ユビナガホンヤドカリ」など、結果的に10種類以上の生き物をみつけることができました!

ただ、見分けがつきやすい生き物もいれば、難しい生き物もいて参加者からは、

「違いがわからない・・(笑)」

「わかるまで10年かかりそうやわ」

などの声も。(笑)

P7140014e.jpgP7140012d.jpg

同定が難しい生き物は、講師の佐藤さんの力を借りて作業は無事終了。佐藤さんからは、

「海の生き物は厳しい環境下におかれたとき、人みたいに簡単に快適な場所に移動することができない。逆に言うとここにこれ程たくさんの生き物がいるということは、ここが生き物にとってとても快適な海だということを知ってほしいし、そんな海と海の生き物に興味を持ってもらえれば。」

と総括を頂き、観察会を終えました。私たちも志摩の豊かな海がいつまでも続くように様々な事業に取り組んでいきたいと思います!

余談ですが、観察会終了後、佐藤さんが「カワツルモ」という植物を見つけました。「カワツルモ」は淡水と海水が混ざる水質環境の良い湿地などに生息する草で、三重県レッドデータブックにおいて絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。最近では見かけることが少なくなっているそうで、もしかすると近くに群落があるのかもしれませんね!

IMG_7529f.jpg