干潟や藻場を再生しよう!

里海推進室から、豊かな海を再生するための干潟や藻場の再生活動に関する情報をお伝えします。

出動!英虞湾いきもの調査隊!
2018/05/10 里海推進室

平成30年5月3日(木)、市民調査員と水産高校生物部のみなさんで英虞湾の生きもの調査を実施しました。この調査は、英虞湾の干潟に住む生き物の種類や量を毎年記録するもので、平成22年から毎年春の大潮時に実施しています。今年は天気の関係で開催を延期するかぎりぎりまで悩みましたが、決行することに!当日は午前中に雨も上がり、暑くもなく寒くもない絶好の調査日よりになりました。

調査の指導は、今年も日本貝類学会評議員の木村昭一さん。調査前に、この調査では毎年貴重な生きものが見つかっていることや、三重県のレッドデータブックなどにも活用されていることなどの説明を受けました。そして、今回はなにやら調査において強力なお助けアイテムがあるとのことですが・・・何かは後のお楽しみとして早速干潟に出かけました!

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調査は、干潟を歩きまわって表面にいる生き物を探したり、穴を掘って泥の中に住んでいる生き物を探します。流木の下や茂みの中・・皆さん真剣そのものです!

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生き物の採集が終わったら、みんなで名前を調べる(同定作業)のですが・・ここで例のアイテムが登場!その名も「英虞湾いきものしたじき」です!指導員の木村さんが環境省の委託を受けて作成したもので、英虞湾に生息するいきものの写真(ほぼ実物大)と名前が載っており、その完成度の高さに木村さん自身も自画自賛!!調査員の皆さんもしたじきを活用しどんどん名前を調べていきます。今年の調査では、イチョウシラトリ(絶滅危惧ⅠA類)やイオウハマグリ(絶滅危惧Ⅱ類)が昨年と比べ多く確認されたり、コオキナガイ(絶滅危惧ⅠB類)が例年通り確認されたほか、イボウミニナ(絶滅危惧Ⅱ類)や、シオヤガイ(準絶滅危惧)といった絶滅危惧種も数多く確認でき、改めて英虞湾の生き物の多様さを感じることができました!

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毎年調査に参加してくれている水産高校生物部の皆さん、今年もありがとうございました。目を輝かせて調査をする皆さんの姿にいきものに対する情熱を感じ、本当に関心させられます。皆さんの協力で、豊かで美しい英虞湾を保全するために必要な貴重なデータが蓄積されています。本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

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